2010年06月16日 11時50分

韓流ドラマの新女王ハン・ヘジン「日本のドラマや映画にも参加してみたい」

来日したハン・ヘジン (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

来日したハン・ヘジン (C)ORICON DD inc. 

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 韓国の人気ドラマ『済衆院(チェジュンウォン)』に主演する女優ハン・ヘジンが来日し、ORICON STYLEのインタビューに応じた。ヘジンは、韓国ドラマ史上最高視聴率を記録した歴史劇『朱蒙(チュモン)』のヒロイン役でブレイクし、日本の韓流ドラマファンにはすでに顔なじみ。公式来日は『朱蒙』のプロモーション以来、3年ぶり2度目となる。

 同作は、19世紀後半に韓国で初めて開業した西洋式病院『済衆院』を舞台に、当時の若き医師たちの高い志と野望、友情、恋愛といった愛憎が織りなす人間模様を紡ぎだしていく医療歴史劇。ヘジンが演じるのは、身分や性別の壁を越え、韓国初の女医となったユ・ソンナンで、当時は男性のみに許されていた医師になるための試験を男装して受けるなど型破りな一面を持つ女性だ。

 「ソンナンは女性が抑圧された存在だった時代に、当時の女性が考えもしなかった医師の道という夢を抱き、夢に向かって道を切り開いていく女性。チャレンジ精神と勇気があり、周りが何と言おうと自分がやりたいと思ったことを全うしようとする強さがあります。私自身も正しいと思ったことは、頑固に押し通すところがあって、ソンナンに似ているかな」と優しい微笑の奥にある芯の強さをのぞかせた。

 韓国時代劇は『宮廷女官チャングムの誓い』『朱蒙』『太王四神記』など、日本でも人気の高いジャンル。「たとえ国が違っても、時代背景が違っても、異なる文化と、変わらない人々の営みに共感できるんですね。とくに日本と韓国は地理的にも近い国ですし、韓国の歴史に興味を持ってくださるのだと思います」。

 いまや韓流人気は日本だけでなく、中国、東南アジア、中東へもブームの波が広がっている。ヘジンも広く世界を見据える。「女優として自分がすべきことに最善を尽くす。そうすることが私自身の成長になると思っています。いい作品に参加して、その作品が多くの国で紹介されれば、同時にハン・ヘジンという女優のことも知ってもらえる。機会があれば、日本のドラマや映画にも参加してみたいですね。日本語も少しずつ勉強しています」と意欲をみせた。

 参加してみたいと思った日本のドラマ・映画について聞くと、即答で荻上直子監督の『かもめ食堂』をあげた。「映画を観て新鮮な衝撃と、とても幸せな気分になれました。とても気に入ってDVDも買いました」と飾らずに話す姿がとてもすがすがしかった。

 連続ドラマ『済衆院 チェジュンウォン』は8月4日からDVDレンタル開始。コレクターズボックスは、ワーナー・ホーム・ビデオより9月8日発売。

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