2010年05月27日 05時00分

市川由衣、デビュー10年目で連ドラ初主演! 女医役で女版『赤ひげ』

デビュー10年目で連ドラ初主演する市川由衣 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

デビュー10年目で連ドラ初主演する市川由衣 (C)ORICON DD inc. 

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 女優の市川由衣が、NHK時代劇『桂ちづる診察日録』で連続ドラマ初主演を務めることが26日、わかった。「デビュー10年目にして初主演。区切りの年で嬉しくて、憧れていた時代劇に、こういった形で主演できて、新たな挑戦です」と意気込む市川が演じるのは、蘭方(オランダ医術)を学び、父の稼業を継いだ新米女医。柔術にも優れた女性とあり、初挑戦の殺陣にも半年間稽古を積んでいるという意欲作に「参考にしているのは黒澤明監督の『赤ひげ』。女版『赤ひげ』を目指します」と気合十分だ。

 1820年の江戸・神田を舞台に、治療費はある時払いの町医者で庶民を診察する女医・桂ちづる(市川)の成長を描く、作家・藤原緋沙子の『愛染袴お匙帖』シリーズを原作にした同作。市川は、主人公・ちづるという人物に「意思の強い人で、人を救いたいっていう気持ちが強くあって、意見とかがはっきりしている女性」と分析し、「初めは思わなかったけど、自分と比較して似てる部分がありますね。気が強いところとか、負けず嫌いなところとか」と共通点を軸に役作りに励んでいる。

 同作の菅野高至プロデューサーは「とても伸びしろのある女優」と市川の起用について明かし、「すでに稽古を始めているが、これからの変わり方が楽しみ。いろんなことを体で覚えていくと、大きく化けるかな? 化かしてみせます!」と同作をきっかけに、自身の進化を促している。

 物語は、父・東湖(遠藤憲一)に漢方を学び、大阪に留学して華岡流医術(外科)を習得した蘭方医のちづるが、父の急死で桂治療所を継ぎ、貧しい民の味方として診察していく。その一方で、町奉行から牢屋敷の女囚の牢医師に任命され、罪を犯した女性たちの半生にも関わっていく。細菌の脅威に、時には己の無力さを思い知るも、仲間たちに支えられ、人々の幸せと命を守るために向き合っていくちづるの姿に焦点を当てていく。

 NHK時代劇『桂ちづる診察日録』(全14回)は、8月28日(土)後7時30分より放送開始。

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