中村勘三郎、初の“現在劇”で野田秀樹と夫婦役

中村勘三郎 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

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 歌舞伎俳優の中村勘三郎と演出家で俳優の野田秀樹が13日、都内で新芝居『表に出ろいっ!』の発表記者会見に出席。会見直前まで一切情報が伏せられるなか、登壇した野田は「私たちはこの度、結婚することとなりました。新居は池袋の、東京芸術劇場です」と発表した。中村は今回、現代劇をより掘りさげた“現在劇”に初挑戦することとなり、野田とは夫婦役で初共演する。また、2人の“1人娘”となるヒロイン役をプロ・アマ問わずにオーディションで一般募集することも発表され、中村は「いきのいい、可愛らしい人がいいですね」と期待を込めた。

 実在する若い夫婦の会話の中からタイトルを得たという同公演は、中村演じるアミューズメントパークが好きな“父親”と野田演じるアイドル系に夢中な“母親”、そしてファーストフードを偏愛する“娘”によって繰り広げられるバラバラな家族の物語。

 中村は「昭和の時代に昭和の芝居はやってないだろうし、“今”現在の芝居ってないと思うんですよね」と初挑戦となる“現在劇”を心待ちにしている様子。また「歌舞伎座がなくなって、タクシーの運転手に“それでは失業ですね”と言われたけど、これでなんとか食いつなげました」と笑いを誘った。

 野田は、今回のヒロイン一般募集について「無名性に賭けている。昨今の文化状況って、若いところから新しい力が出にくくなっているなと思って。どうしても大きな事務所とかから俳優が作られやすいので、そうでない所からも出ていけるように祈りを込めて」と心境を明かした。

 中村と野田の“娘役”オーディションは、外見が20〜25歳に見え、7月下旬より始まる稽古と同公演に参加可能な女性を募集。応募後、書類選考を通してオーディションを開催し、7月中旬に結果が発表される。募集締め切りは6月25日で、オーディションは7月12日に開催される。

 “信じるとは何なのか?”をテーマに、一夜にして崩壊してしまう家族を描く新芝居『表に出ろいっ!』は東京芸術劇場小ホール1で9月5日から28日まで公演。

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