林家こん平、高座復帰に向け生涯現役誓う 「引退しません」と闘病記出版

林家こん平 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

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 2005年2月に難病の多発性硬化症と診断され闘病中の落語家・林家こん平(67)が18日、闘病生活を記した著書『チャランポラン闘病記』の発売を記念し都内で記者会見を行った。日常生活に支障はないが、発声は不自由というこん平は、今回の出版に対し「こんな嬉しいことはない。本ができてビックリです」と絞り出して安堵の笑み。自身の師匠・初代林家三平さんの妻で林家一門を束ねる海老名香葉子さんも同席し「絶対に引退はしません。病気を克服して高座を務めるという一心です」と改めて復帰する運びであることを明言。こん平も生涯現役を掲げ、お馴染みのフレーズ「チャラ〜ン!」と叫んで健在ぶりを示した。

 「チャラ〜ン」でお馴染みの噺家・こん平にとって命ともいえる言葉が不自由になってから約2000日。うまく言葉を発せないこん平に変わり、海老名さんは「本人のやる気と治す気持ち、家族の支えがあって今になってる。家族のありがたさを感じてるようです」と闘病生活を報告。海老名さんの話に耳を傾けるこん平は、家族の存在に「ありがたいです」と照れ笑いを絶やさなかった。

 自身の闘病期間を振り返り、こん平は「嬉しいことばかりでした」と今まで疎遠がちだったという家族のありがたみに改めて気付かされたと報告。一方で、「まさか自分がこうなるとは思わなかった」と視線を下に落とす一幕もみられたが、それ以外はほとんど笑みを絶やさなかった。

 「おじいさんですが、私にとっては子供です」とこん平を語る海老名さんは「決して“チャランポラン”な闘病ではなかったです。ただ、内容を見ると良くできてて涙が出てきた。本ができて嬉しいね」とそっとこん平の肩に手を乗せる場面は、まるで本当の母親のような優しい時間が流れた。

 会見には『笑点』(日本テレビ系)共演者の三遊亭小遊三も同席し「退院した時に比べたら、信じられないくらい」とこん平の奇跡的な回復ぶりに驚き、さらに「僕と卓球やって140回もラリーが続いたんですよ」と舌を巻いていた。

 こん平は高座のレギュラー復帰へ向け、現在も月に1回通院し、隔週で運動と言語のリハビリに励んでいるという。こん平の次女であるマネージャーは、今後の予定について「徐々に露出を増やしていきたい。表舞台に出すことが何よりも、こん平のリハビリなんです。5月30日には難病の方が集う会でもごあいさつさせていただく。秋ぐらいにはこん平を盛り立てていく会を催す予定です」と語った。

 多発性硬化症とは中枢性脱髄疾患の1つで、脳、せきずい、視神経などに病変が起こり、多彩な神経症状が再発と寛解を繰り返す、日本では特定疾患に指定されている疾患。

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