2009年12月19日 06時00分

阪神・淡路大震災15年ドラマ 森山未來、佐藤江梨子が体験交えて出演

佐藤江梨子 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

佐藤江梨子 (C)ORICON DD inc. 

■そのほかの最新写真ニュース一覧はこちら

 阪神・淡路大震災15年特集ドラマ『その街のこども』(NHK)の会見が18日、東京・渋谷の同局で行われ、主演を務める俳優の森山未來佐藤江梨子が出席した。ともに神戸市東灘区に住んでいた被災者で、当時中学1年生だった佐藤は「アドリブがちゃんと入っていたり、(実際の)思い出の話が入ってる。私のセリフが森山さんのだったり。『2000円の焼き芋屋さんが来た』というセリフは森山さんのインタビューでの言葉」と自らの体験が盛り込まれた同作を丁寧にアピールした。

 同じく被災者である作家・渡辺えりが脚本を務めた同ドラマは、震災後父親の仕事が原因でいじめに遭い、神戸を離れた勇治(森山)と幼稚園からの親友を失った美夏(佐藤)が、2010年1月16日に偶然神戸で出会い、震災から15年がたった17日の朝を迎えるまでを描く。

 同局の震災をテーマにした番組に携わって3年目になる森山は「こういう形で神戸の震災というものに関わり続けるとは思わず」と感慨深げ。「当日一斉に報道される番組の中で、こういう風に歩いている人たちもいるんだよというのが伝わればというか、楽しんでもらえればいいなと思います」と期待を込めた。

 また「僕の身の回りには亡くなった方はいませんでした。苦しかった記憶より、10歳だったので家族にしっかり守られていて非日常的な1つ1つがイベントのようでウキウキしていたという記憶があります」と子供時代ならではの思い出を明かした。佐藤も「1月17日は(追悼の集いが行われる)東遊園地に一度行ったし、生きてるんだなぁってほっぺたをつねってみたりします」と涙目で訴えていた。

 ドラマ『その街のこども』は2010年1月17日(日)午後11時よりNHKで放送。

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

当サイトで公開されている情報(文字、写真、イラスト、画像データ等)及びこれらの配置・編集および構造などについての著作権は株式会社oricon MEに帰属しております。これらの情報を権利者の許可なく無断転載・複製などの二次利用を行うことは固く禁じております。