2009年12月04日 19時50分

『おくりびと』はまだまだ続く 本木雅弘が第57回菊池寛贈呈式に出席

本木雅弘 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

本木雅弘 (C)ORICON DD inc. 

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 俳優の本木雅弘が4日、都内ホテルで行われた第57回菊池寛賞贈呈式に出席。米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画『おくりびと』の企画・実現に尽力した功績が評価された。本木は「現場に89名、その後の編集・宣伝に携わった人を含めると150名が携わって生まれた映画です。一連の奇跡の出来事は僕自身にとっても一生のうちに語るに足るエピソードになった。オーストラリア、今日からイギリス、今月下旬からはイタリアでも上映され、まだまだ続いている」と喜びを語った。

 同賞は、作家で文藝春秋社の創業者でもある故・菊池寛が文学、演劇、映画、放送、出版など文化活動一般の分野の功績を記念するために設けた賞で、年1回の選考顧問会による討議を経て受賞者を決めている。

 同じく受賞した歌舞伎俳優・坂東玉三郎は、京都・南座での吉例顔見世興行のためビデオメッセージで、「正統的な歌舞伎を演じたという言葉が、たいへんありがたいことでした。先輩方から伝えられた歌舞伎の心を、できる限り表現できるように努めてきたことが評価された」などとコメントを寄せた。

 また史上初の米国出身関取として国技・相撲の国際化に貢献した高見山大五郎は、「19歳で相撲界に入って、頑張って努力して、46年経ちました。6月に日本相撲協会を定年退職しました。最近の外国人力士、わがままが多いから、これからももっともっと頑張りたいと思います」と話した。

 作家・佐野洋氏、今井書店グループの田江泰彦氏、挿絵画家・装丁家の蓬田やすひろ氏らほかの受賞者もそれぞれに今後の活躍を誓っていた。

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