2009年09月16日 06時30分

女子ソフト金メダリスト・上野由岐子投手が映画デビュー

(左から)賀来賢人、上野由岐子投手、永山絢斗、豊島圭介監督  [拡大する]

(左から)賀来賢人、上野由岐子投手、永山絢斗、豊島圭介監督 

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 昨年の北京五輪女子ソフトボール金メダリスト・上野由岐子投手が15日、埼玉県宮代町にある東粂原グランドで映画『ソフトボーイ』(豊島圭介監督)の撮影に臨んだ。映画初出演の上野は、高校男子ソフトボール部のひと夏を描いた同作で、主演の俳優・永山絢斗らを剛速球でビビらせる豪腕ピッチャー役で登場。上野は「今日、出演して凄く緊張したし、笑いを堪えるのも必死でした。今日の経験をソフトボールに例えると、新人1年生が初めてマウンドに立つ心境です」と初々しく語った。

 やはり本物はすごかった。マウンドから放たれる上野の剛速球に永山、共演の俳優・賀来賢人、豊島監督までもが圧倒された。永山は「単純に感動しました。こういう機会は2度とない経験だし、初めて見た球は強くて速かったです」と興奮。賀来も「あの投球を見て、自分がいかにヘナチョコか思い知りました。僕らも頑張って、上手くならなきゃ」と気を引き締めた。

 豊島監督から「笑顔が素敵で、演技も俳優と同じくらい感情豊かで飲み込みが早くやりやすかった。球も想像したとおり凄かった」と絶賛されると、上野は「ソフトボールを映画として取り上げてもらって嬉しいです。これをきっかけにソフトボールブームを作りたい。ソフトは9人全員で行うものですが、今日は出演者、皆が支えてくれたと思います」と謙虚に話していた。

 同作は、全国大会を目指して悪戦苦闘する男子ソフトボール部員たちの高校最後の夏を描いたオリジナル青春ストーリー。現在、撮影の真っ只中で、2010年初夏公開予定。

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