第141回芥川賞に磯崎憲一郎さん、直木賞に北村薫さんが決定

芥川賞を受賞した磯崎憲一郎さん(左)と直木賞を受賞した北村薫さん  [拡大する]

芥川賞を受賞した磯崎憲一郎さん(左)と直木賞を受賞した北村薫さん 

■過去10年の芥川賞・直木賞受賞者一覧

 日本文学振興会は15日、築地・新喜楽(東京都中央区)で第141回芥川賞・直木賞(平成21年度上半期)の選考と発表を行った。芥川賞は磯崎憲一郎さん『終の住処』、直木賞は北村薫さん『鷺と雪』が受賞した。

 磯崎さんは、1965年生まれ。88年の早稲田大学卒業後から現在まで会社員。2007年『肝心の子供』で第44回文藝賞を受賞している。北村さんは、1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、県立高校教諭を経て作家となる。

 昭和10年に制定された芥川賞と直木賞は、各新聞・雑誌に発表された作品のなかから(直木賞は単行本も含む)、芥川賞では純文学短編作品、直木賞では短編および長編の大衆文芸作品の優秀作を選定する。授賞は上半期(12月1日から5月31日までに公表された作品が対象)と下半期(6月1日から11月30日までに公表された作品が対象)の年2回。前回の第140回芥川賞・直木賞(平成20年度下半期、2009年1月15日発表)では、芥川賞を津村記久子さん『ポトスライムの舟』、直木賞を天童荒太さん『悼む人』、山本兼一さん『利休にたずねよ』が受賞している。

 なお、今回ノミネートされていた作品は以下の通り。

●第141回芥川龍之介賞 候補作品
磯崎憲一郎『終の住処』 新潮6月号
戌井昭人『まずいスープ』 新潮3月号
シリン・ネザマフィ『白い紙』 文学界6月号
藤野可織『いけにえ』 すばる3月号
松波太郎『よもぎ学園高等学校蹴球部』 文学界5月号
本谷有希子『あの子の考えることは変』 群像6月号


●第141回直木三十五賞 候補作品
北村薫『鷺と雪』 文藝春秋
西川美和『きのうの神さま』 ポプラ社
貫井徳郎『乱反射』 朝日新聞出版
葉室麟『秋月記』 角川書店
万城目学『プリンセス・トヨトミ』 文藝春秋
道尾秀介『鬼の跫音』 角川書店



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