温暖化で東京の桜はあと100年で見収め?〜ウェザーニューズが2110年までの桜開花シミュレーション結果発表

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100年後には太平洋側で桜が見られない可能性も…!? 

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 ウェザーニューズは28日、2010年から2110年の3パターンの気象変化シナリオを使った『桜の開花シミュレーション』結果を発表。それによると、3パターンの中で最も気温変化率が高いシナリオの場合、100年後の東京を含む太平洋側の地域では“桜が開花しない”可能性があるという。

 同シミュレーションは、同社が展開している「さくらプロジェクト」で一般ユーザーと共に観察した観測データと、世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)により設立された組織「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)」による今後の気温データをもとに、同社独自の地域別気温分布予測、桜開花予測式を用いて計算したもの。同社のデスクトップアプリを使い、一般ユーザー約1万人と共同で算出した初の試みとなる。

 IPCCの報告書にもとづいたシミュレーションシナリオは“気温上昇最大シナリオ”、“気温上昇平均シナリオ”、“気温上昇最小シナリオ”の3パターン。同社は石油などの化石エネルギーを重視した経済成長が続く場合を想定した“気温上昇最大シナリオ”の場合「21世紀末になると20世紀末と比べて世界平均気温が4.0度程度上昇し、日本では4〜7度程度上昇する」ため、「50年後には北海道で4月上旬から中旬、東北地方で3月下旬前後、東日本、西日本で3月上旬頃に桜が開花する」とコメント。また、このパターンだと「気温が上昇するにつれて桜が開花するのに必要な休眠打破を促すまでの気温の低下がなくなるため、季節変化に対応した桜の開花が見られない状態になる」(同社)ため、「100年後には日本の桜の代表種でもあるソメイヨシノが、太平洋側地域で咲かない」という現象が起きる可能性を指摘している。

 なお、「気温上昇平均シナリオ」の場合では桜が咲かなくなる地域はないものの、同社によると「開花日は今より10日から15日程度早くなり、西日本、東日本では3月のうちに葉桜になることが当たり前になりそうだ」という。

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