吉本隆明氏の講演CD、収録時間6943分でギネス世界記録認定

講演CDが最長オーディオブックとしてギネス記録に認定された吉本隆明氏  [拡大する]

講演CDが最長オーディオブックとしてギネス記録に認定された吉本隆明氏 

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 思想家の吉本隆明氏の講演50回分を収録した115枚のCD集『吉本隆明 五十度の講演』が、「世界一長いオーディオブック」としてギネス世界記録に認定された。収録時間は6943分(115時間43分)。08年8月に東京糸井重里事務所が出版したもので、今回の認定を受けて吉本氏は「おれはおしゃべりが苦手だ苦手だと言ってたわりに、よくもまぁ、これだけやりましたね(笑)」とコメントしている。

 吉本氏の講演記録は、古いもので1960年代のものから現在のものまでおよそ180回分が保管されており、東京糸井重里事務所が発行元となってその中から50回分の講演を選び、できるかぎりノイズを取り除き、デジタルデータ化して商品化した。講演時間の総計は6943分で、CD115枚となった。

 同事務所の糸井重里氏は「『ためしにギネスに申請してみましょうか?』と、なかば冗談のように吉本さんに相談して申請していたんですが、やっぱり、オーディオブックとしては世界一の長さだったんですね。すごいことだと思います。“長い”ということは、この商品の“売り”ではなかったんですが、お得です、けっこう聞き込めるんですよ、ということをみなさんにお伝えしやすくなりました(笑)」と、ギネス認定までの経緯を明かし、このギネス世界記録認定で、「いろんな人たちが吉本さんの話を聞くきっかけになるといいなぁ」と、語っている。

 吉本氏は、1924年生まれの詩人、文芸評論家、思想家。東京工業大学電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動を続ける。現在に至るまで、幅広い層から支持を受け続け、「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。著書に『共同幻想論』、『言語にとって美とはなにか』など。

◆出版元の公式サイトほぼ日刊イトイ新聞

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