瀬戸内寂聴、ケータイ小説にお手上げ 執筆は「もう嫌」

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 ぱーぷる名義でケータイ小説家デビューを果たした作家の瀬戸内寂聴が14日(火)、東京・千代田区一ツ橋の毎日新聞社でケータイ小説処女作『あしたの虹』の単行本刊行合同インタビューに応じた。瀬戸内は「小説を書いて人を泣かせるのはいい気分。みなさんもやってみたら?って勧めたい」としながらも、ケータイ小説について「もう嫌! こんな時間をかけて無理に書くのなら、自分の小説を書いたほうがいい」と本音を吐露した。

 同作は、瀬戸内が今年の5月から4ヶ月間に渡り、ケータイ小説サイト『野いちご』に投稿していた作品。『源氏物語』をモチーフに書かれ、両親の離婚に振り回されて何事にも冷めた態度の女子高生・ユーリが、バイト先のイケメン・ヒカルに一目ぼれし、恋に落ちていくというもの。瀬戸内は「若い子に読まれているケータイ小説を無視できなかった」と執筆のきっかけについて切り出し「(ケータイ小説は)大人の目から見たら非文学的で、日本語を悪くすると批評されていた。だけど、批評するには(ケータイ小説が)わからなくてはいけないと思い、一生懸命読んでみました」と話した。

 また瀬戸内は、これからケータイ小説を書こうとしている若者に向けて「自分の思いを自分の言葉で書けばいい。人の心を感動させるっていうのはなかなか出来ることじゃない。ケータイ小説は文学の一種だと思います」と説得力十分に呼びかけた。ただ、2度目のケータイ小説執筆については「もう嫌! こんなに手間ひまかけて無理にやらなくても、自分の小説書いたほうが楽ですよ。もう結構」と本音を明かし、笑いを誘っていた。

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