“ニコ厨”によるCD、アルバムランキングで21位

 これまで数々のムーブメントを生み出してきたインターネット動画コミュニティーサービス『ニコニコ動画』。その大部分は一般ユーザーからの投稿であり、それを支援した多くのファンによって支えられ、ブラッシュアップされてきた。このたび、ニコニコ動画内で絶大な人気を獲得してきた楽曲を一枚に集めたコンピレーションCD『CDで聞いてみて。〜ニコニコ動画せれくちょん〜』が9日に発売され、7/21付アルバムランキング21位にエントリーしたことも、一つのムーブメントを証明。制作に携わったスタッフそして、人気作品の投稿者ゴム氏にそのムーブメントの背景について話を聞いた。

 『ニコニコ動画』(ニコ動)ユーザーなら一度は聴いたことのある人気曲からコアなファンを唸らせる隠れた名曲まで、全12曲を収録。作詞、作曲、アレンジ等に投稿者の熱意が込められた、ユーザー参加型CD『CDで聞いてみて。〜ニコニコ動画せれくちょん〜』が発売され、アルバムランキング(7月21日付)で21位にランクイン。それぞれの作品は一般のPCユーザーの投稿によって生まれたもので、かつてないタイプの音楽著作物という形だ。

「誰もが欲しいと思う曲を散りばめました」と語るのは、発売元であるドワンゴ・エージー・エンタテインメント取締役プロデューサーである齋藤光二氏。「β版のころから絶大な人気だった『レッツゴー!陰陽師』や初音ミクで話題になった『みくみくにしてあげる♪【してやんよ】』など、ニコニコ動画の歴史が一望できるおなじみ作品ばかりです」。

 中でも注目されるのは、今回CD初収録であり、スタッフ一同が絶対外せないと考えた「思い出はおっくせんまん!」という作品だろう。というわけで、今作を手掛けたことで知られるニコ動が生んだスター、ゴム氏にも話を聞いてみた。

「もともと『ロックマン』の原曲が好きだったのですが、住宅街氏(ニコ動投稿者)の歌うバージョンを見て、ぼくも歌いたくなって。以前、2ちゃんねるでもネタ曲を歌ってたのですが、ニコニコに移って反響が倍増しました。「おっくせんまん」のフレーズは、声色を変えて7声重ねているのですが、そこに『弾幕』(ユーザーの書き込みによる字幕スーパーのようなもの)をもらえるとすごく気持ち良いですね」

 アルバム制作のためには、各方面からの許諾を取ることにも苦労した。「今回のCD化にあたり、ゴムさんを含めて歌った人、動画を作った人はもちろん、コメントした人達、再生した人達、歌詞を書いた人達など、膨大な人数が直接、間接的にかかわってます。彼ら、彼女達が津波のように押し寄せ、結集しなければ、今回のようなCDという形には結びつかなかったでしょう」(齋藤氏)。 ユーザーに楽しんでもらえることを第一に考えたという、今回のコンピレーション。カラオケ配信も予定されており、この一枚から、新たな遊び方の可能性が無限に広がっている。

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