言葉の常識・非常識を知る!元NHKアナウンサーの日本語教材本に注目

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知らなかったでは済まされないかも・・・日本語力に自信はありますか?

 職場の上司や商談相手との何気ない会話のなかで、自分の日本語にどれぐらいの人が自信を持っているのだろう。先日アスコムより発売された『知らずに使っている 実は非常識な日本語』(著・梅津正樹)では、「“こだわる”ことで、相手が大迷惑!?」(第2章『時代が変われば、言葉の意味も変わる』)や「振りまくのは“愛想”と“愛嬌”のどちら?」(第8章『判断に迷う日本語』)など、全11章で日本語の“常識・非常識”を紹介している。

 同書では、それぞれの章ごとに例題が並び、「○」「△」「×」の3段階のジャッジがなされ、正しい日本語のポイントを解説。たとえば「ゴルフはやられますか?」「頑張って結果を出した」「あのレストランは敷居が高い」。この日本語を読んで、どれにも違和感を持てない人は、日本語力に黄色信号が点滅しているのかもしれない。

1)ゴルフはやられますか?・・・×
「やる」は「する」の俗な言い方であり、尊敬の助動詞「れる/られる」を付けても違和感を伴う。この場合は「する」の尊敬表現「なさる」を使って「なさいますか?」。

2)頑張って結果を出した・・・×
「結果」とは、原因があってこそ出てくるものであり、「良い」か「悪い」を付ける必要。この例文では言葉足らずといえる。また「結果を出せるように頑張る」といった表現もよく使われがちだが、正しくは「良い結果を〜」「これまで以上の結果を〜」といった、修飾する言葉を付けるべき。

3)敷居が高いから、あのレストランは入ったことがない・・・×
「敷居が高い」は、本来「不義理や面目ないことがわかり、その人の家に行きにくい」という意味であり、自分になんらかの非がある場合に使う表現。しかし、最近では「自分には分不相応で手が届かない」という意味だと誤解している人がほとんどだ。しかし、この場合は「格式が高い」が正しい。

 秋は転職や昇進試験などを控え、面接・面談の場に挑むビジネスパーソンも多いのでは? ここぞ! という場面で失敗しないために、言葉のマナーを身に着けよう。

※梅津正樹…NHKでエグゼクティブアナウンサーを経て、現在は獨協大学非常勤講師。アナウンサー時代に用語委員も兼任し、日本語にまつわる番組への出演多数。

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