2015年08月26日 09時20分

就職・転職希望なら要確認! 誰もが気になる「面接の種類」と「評価基準」

面接の本番前に“評価基準”や“ポイント”はしっかり抑えておこう [拡大する]

面接の本番前に“評価基準”や“ポイント”はしっかり抑えておこう

 就職・転職の際に最も重視されるといえる「面接」。注意したいのは、時代と共に終身雇用制度の崩壊が叫ばれるようになり、面接形態も変わってきている点だ。成功させるためには事前の準備が必要。そこで今回は、さまざまな面接の種類を評価基準やポイントと合わせて紹介する。しっかり備えて臨むようにしよう。

■面接の種類と評価基準・ポイント

(1)個人面接

 応募者一人に対して面接官一人以上で行われる。集団面接よりも一人あたりに費やされる時間が長く、深堀りされることが多い。そのため、問答集をあらかじめ作成し、自分の発言に一貫性をもたせて臨むことが大切だ。

(2)グループ面接(集団面接)

 3〜5人程の応募者が一斉に面接を受ける形式。個人面接に比べると一回の面接にかかる時間が長くなるが、ほかの応募者との問答を聞くことができる貴重な機会でもある。

 また、ほかの応募者の回答を聞く態度も評価対象にあたる場合が多いので、自分以外が話しているときも態度に気を付ける必要がある。

(3)グループディスカッション

 4〜6人で一つのテーマについてディスカッションを行い、結論を導き出す過程を社員が評価する。他人と協調しながら物事を進められるかどうかをみられていることが多い。

(4)プレゼンテーション面接

 限られた時間でプレゼンテーションを行い、質疑応答に移る形式。物事を他人に分かりやすく伝えられるかが評価基準となる。

(5)圧迫面接

 面接官が意図的に横柄な態度をとるなど、応募者を精神的に追い詰める面接。そのように極度な緊張を強いられる場面でも、落ち着いて対応できるかをみられる。

(6)リクルーター面接(リク面)

 「面接」といわず、応募先の社員が「就活(転職)の悩みなどを聞く」とカフェなどに呼び出して話す機会を設ける制度。その社員はリクルーターであり、何気ない会話をしながら応募者の資質を見極めている。気を抜かず、事前準備をしっかりして臨むことが大切だ。

 次回は、面接時のマナーや成功の秘訣について紹介する。

【文/寺本亜紀(キャリア・コンサルタント)】
キャリア・コンサルタント。全国の支店の社員研修を担当。新卒採用やCSR、国連グローバル・コンパクトなど大手企業の全社員向けeラーニング研修教材の企画・制作も行う。ライター、映像翻訳者(字幕・吹替)としても活動中。

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