2015年06月18日 09時30分

転職で失敗しないために! 「求人情報」で確認すべき4つのポイント

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求人情報を見る際、頭に入れておくべきポイントは何?

 転職を希望する人の多くが、“前職よりいい条件”や“スキルアップ”を望んでいるはず。そのために、まず抑えておきたいのが、転職活動の最初のステップである「求人情報」の見方だ。昨今では、自宅にいながら情報をチェックし、気軽に応募できるようになった。だからこそ、応募前の確認は非常に大切といえる。そこで今回は、求人情報を見る際に頭に入れておくべきポイントを4つ紹介する。

【1】職種だけでなく「仕事内容」をチェック

 転職する場合、【営業】【事務(オフィスワーク)】【販売・サービス】【技術】【専門】といった“職種”で求人情報を探すことが多い。だが、実際の仕事内容はそこからさらに細かく分かれていく。

 たとえば、営業であれば、医療系や金融系など業種によって扱う商材がまったく異なる。「法人営業か個人営業か」「新規開拓営業かルートセールスか」「テレアポをする必要があるのか」「ノルマはあるのか」も最低限チェックしておくべき項目だ。

 また、最近では、【○○アドバイザー】【○○ディレクター】【○○プランナー】【○○コーディネーター】など、企業独自の名称の求人募集も増えている。この場合、イメージだけで捉えず、具体的な仕事内容をよく確かめることが重要だ。

【2】給与の仕組みと手当の有無

 給与形態には、【固定給制】【固定給プラス歩合制】【完全出来高制】があるが、一般的に多いのは固定給制だろう。そのなかでも、【月給制】【時給制】【日給制】【年俸制】などに分かれている。

 月給制では、基本給以外に手当がある。【役職手当】【扶養手当】【地域手当】【住居手当】【通勤手当】【資格手当】【時間外手当】など、どのような手当が毎月支払われるのかも確認しておこう。

【3】待遇は? 福利厚生は充実しているか?

 昇給や賞与が求人情報に記載されているケースもあるが、これは前年度の実績に関する情報なので、採用された場合に保証される条件ではない。会社・個人の業績により変動することがあるので、目安程度として考えておくべきだ。

 社会保険については、【厚生年金保険】【健康保険】【雇用保険】【労災保険】の4つが揃っていれば“完備”といえる。自分が働く条件が加入対象なのかどうかは、面接時に確認しておくとよい。

【4】希望通りの雇用形態で働けるか?

 求人情報を探す際は、【正社員】【正社員以外の派遣社員(登録型派遣、常用型派遣)】【契約社員】【嘱託社員】【パート】【アルバイト】など、働きたい形態を決めておくと早い。もし派遣社員や契約社員から、いずれ正社員として働きたいのであれば、正社員登用の有無を確認しておく必要がある。

 応募する側はもちろん、採用側も時間と労力をかけて選考を行っている。入社したあとに「話が違う」となるのは、お互いに不幸だ。そういった意味でも、応募前に仕事内容や条件を抑えておくことは必須といえるだろう。

 なかには、求人募集の内容と実際の労働条件が異なる場合もあるが、有効なのは“一定の労働条件を記した雇用契約書”なので、選考が進んで労働契約を締結する際には、雇用契約書の記載内容をしっかり確認することも大切だ。

【文・取材/寺本亜紀】
ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)として活動中。教育系ベンチャーにて企業内研修の受託開発事業に従事し、新卒採用やCSRなどeラーニング研修教材の企画・制作を主に担当。

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