2017年08月30日 15時59分

年齢は? 勤続年数は? 転職に最適な時期の見つけ方

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年齢は?勤続年数は?転職に最適な時期の見つけ方

 転職。それは将来のキャリアに大きく影響するだけに、その時期も慎重に考えたいところです。入社してすぐ辞めてしまっては、経験や仕事への意欲がないと見られてしまいますし、長く同じ職場にいすぎてもタイミングを逃してしまうのではと迷う方もいるのではないでしょうか。

 ここでは、転職に適しているとされる時期を、勤続年数や年代別でご紹介します。また、一年のうちで転職活動に向いているとされているシーズンも見ていきましょう。


■初めての転職で転職時期を決めるポイントは勤続年数

 新卒で入社してから初めて転職を検討する場合、経験年数や勤続年数が転職時期を決める際の判断材料のひとつになります。転職先が未経験分野なのか、前職と同じ業種なのかによっても違ってきますので、それぞれ紹介していきましょう。

・未経験分野への転職なら
 未経験の業界や職種への転職は、社会人経験が短い…つまり、若い方が有利とされています。勤続年数の目安としては、入社から3〜4年くらいです。前職の企業での仕事の進め方に染まりきっておらず、柔軟な姿勢で新しい分野の仕事にも取り組めると期待してもらえます。ビジネスマナーやスキルの土台が整っている若手社会人として、積極的に採用する企業も多いようです。しかし、勤続年数1〜2年の場合は、忍耐力や定着率が低いとみなされてしまうことがあるため注意しましょう。

・同業種への転職なら
 同業でキャリアアップを目指す転職の場合は、未経験分野の場合よりも少し長い、勤続年数5〜6年くらいが良いとされています。スキル的な充実はもちろんですが、応用の利く業務にも挑戦するポテンシャルを持つ人材としても見てもらえるのです。転職後、第一線で活躍できる経験と若さ、そして柔軟さもあるとして、企業からのニーズも高い層です。

・業種ではなく転職が目的の場合
 「なんとなく選んだ会社」や「入ったもののブラックだった」などの理由で、未経験分野か同業種かに関わらず、とにかく転職したいという場合は、第二新卒と呼ばれる時期のあいだに行動を起こす手もあります。「いつまでが第二新卒」という定義はありませんが、およそ入社後3年以内に退職する層を指していることが多くなっています。第二新卒の転職で求められるのは、社会人としての基本的な業務遂行スキルとビジネスマナー、人間性などです。企業側も未経験を前提に採用活動を行うため、前職と異なる業界への転職のチャンスもあります。


■年代別で転職時期を見てみる

 次は、20代から40代まで、年代別にそれぞれ転職時期を決める際に気をつけたいことをご紹介します。

・20代の転職
 20代で第二新卒扱いではなく、キャリアが浅い場合は、最低でも1社3年以上の勤続年数を積んだほうが有利な傾向があります。

・30代の転職
 30代は、即戦力として求められることの多い年代です。企業の中途採用では欠員募集がメインになるため、転職を決めてスケジュールを作ったら、すぐに応募できるようにしておきましょう。日々の求人情報のチェックも大切です。

・40代の転職
 40代の場合、転職したいキャリアが明確である場合は、志望する業界や企業の専門家に相談して転職時期を決めることをおすすめします。

 大きく年代で紹介しましたが、転職のハードルがそれぞれ高くなるといわれている24歳、29歳、34歳の「区切りの年齢」にあてはまる人は、早めの準備を心掛けるべきでしょう。

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転職に適したタイミングと適さないタイミング

 勤続年数や年齢以外にも、資格取得や結婚、出産などのライフイベントが、転職に適したタイミングの場合もあります。

・資格取得後に転職する
 資格取得を考えている人は、取得後に転職すると転職時に評価してもらえるスキルが増えますし、資格によっては給与アップにもつながります。ただし、退職後に資格取得するよりも、前職の仕事をしながら勉強を進め、資格を取得したほうがいいでしょう。

・出産を機に転職する
 出産前後に転職を決める女性は多いです。産休に関しては必ず取得できると法律でも定められていますが、育休の場合は「入社して1年経過してから」という決まりがある企業もあります。そこで、「そろそろ子どもを」という計画があれば、産休などへの理解が高い企業への転職を考える時期でしょう。

・住宅購入後に転職する
住宅ローンで住宅購入の予定がある場合、勤続年数が長い職場に在籍するうちに済ませてしまうことをおすすめします。新しい企業で勤続年数が短いと、住宅ローンの審査が通りにくいことがあります。

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一年のうち、転職向きの時期は?

 企業の求人数が増えるのは、新年度を迎える社内の体制を整える2、3月と、下半期スタート前の8、9月とされており、転職に向いている時期といえるでしょう。本気で転職をしたいのであれば、1ヶ月前から準備を進めることをおすすめします。

 また、新年度の採用活動が落ち着いた4、5月が狙い目という声もあります。社内で新体制がスタートして必要な人手を募集したり、退職者のポジションを埋めたりするための求人が出るからです。在職者には、ゴールデンウィークの連休を活用して転職準備が進めやすいというのもポイントですし、入社が決まれば、「夏のボーナスが支給されてから退職」というスケジュールを立てることもできます。


■早めの準備が大切!

 転職の準備としては、自分のキャリアを整理し、履歴書や職務経歴書の作成、業界や企業のリサーチ、面接対策などをしなくてはなりません。在職中であれば通常の業務と並行して準備をする必要がありますので、余裕を持って転職活動を行いましょう。

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