2011年01月31日 09時30分

渡部陽一、演奏をバックに自身初の名作童話朗読会

初の朗読CDをレコーディングした渡部陽一  [拡大する]

初の朗読CDをレコーディングした渡部陽一 

 独特な語り口で人気の戦場カメラマン・渡部陽一が、初の朗読イベント『渡部陽一の世界名作童話劇場 よみきかせライブ』を2月22日に東京・TOKYO FM ホールで行うことが30日、わかった。当日はバイオリンなどの生演奏をバックに、朗読CDデビュー作『渡部陽一の世界名作童話劇場 日本篇』(2月23日発売)など名作童話の朗読を初披露する。

 朗読に初挑戦したきっかけは、20歳の頃から放浪してきた戦場で、貧しく、食べ物もない子どもたちや、踏みにじられる命を数多く目の当たりにしてきた渡部が、自身が語り部となって“生きる”というメッセージを子どもたちに伝えるため。「小さい子どもたちに、勉強ではなく、ただ、聴いてほしい。語り継がれてきた素晴らしいお話を、しっかり伝えていくことができれば、嬉しいです」と思いを込める。

 CDには「桃太郎」「かぐや姫」など、日本昔話4話を収録。渡部が世界中で撮影した子どもたちの写真入り絵本(56P)を付属するほか、初回生産限定盤には自作の詩「やりたいこと やってみよう」も収録する。同作のミュージックビデオは、動画共有サイトUSTREAMで、2月2日正午から24時間限定で先行公開される。

 渡部が戦地で出会った子どもたちの体験を基に書いたオリジナルストーリーは、あのゆったりとしたスローテンポな朗読を通じて、さらに説得力を増してリスナーの元に届きそうだ。

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