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2010年05月14日 15時05分
藤原竜也 (C)ORICON DD inc. 
井上ひさしさんの遺影を抱えて登場 (左から)鈴木杏、藤原竜也、勝地涼、蜷川幸雄氏 (C)ORICON DD inc. 
舞台稽古の模様 (C)撮影 NODACHI 

「見守っていて」 藤原竜也、井上ひさしさん追悼公演前に思い語る

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 俳優・藤原竜也が14日、劇作家・井上ひさしさんの追悼公演となる日本凱旋主演舞台『ムサシ』の公開舞台稽古前に、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で会見を行った。藤原は、「このあとニューヨーク公演も待っているので、1つひとつステージを踏んでいくだけ」と意気込み、同舞台を書き下ろし、4月に肺がんで死去した井上さんに向けて「もう少し見守っていてほしいです」と思いを語った。

 5月5日に英ロンドンのバービカン劇場で開幕。舞台袖に井上さんの遺影が置かれた同最終公演のカーテンコールでは、勝地涼がその遺影を胸に抱えて登場し、観客から万雷の拍手を送られた。15日からの埼玉公演では、『ムサシ』ロンドン・NYバージョンとして、慶長17年の宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の決闘からの物語が描かれる。

 演出を手がける蜷川幸雄は「初日から俺たちは恐怖に震えながらやって、終わったらスタンディングオベーションで。ほっとした」と大盛況だったロンドン公演を振り返り、勝地も「終わってから涙が止まらなくなって震えてしまいました」。鈴木杏は「現場でも緊張感がただよっていて怖さも楽しみもあって。3時間駆け抜け、受け入れてもらえた嬉しさといったらなくて、自分自身の誇りにも繋がりました」と晴れやかな表情をのぞかせた。

 「もともと井上さんをブロードウェイにのせるために発想した芝居でしたから。一緒に行くとおっしゃっていたので残念です」と故人を偲んだ蜷川は、「(舞台は)毎年やっていますけど、正直言って近年で一番いいんじゃないですか。俳優みんなが評判良くて、きちっと名前を挙げられていた」と手ごたえを口にした。一方、藤原も「いい評価をいただいたので、熱を冷まさないように全員の思いをぶつけていきたい」とニューヨーク公演に向けて気を引き締めていた。

 舞台『ムサシ』は今月15日から6月10日まで同劇場大ホールで上演。その後7月7日よりニューヨーク公演が行われる。


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