2010年05月12日 10時00分

最も面白いと思う“ピン芸人”、1位バカリズム「僕のようなゴミクズ芸人が…」と自虐

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最も面白いと思うピン芸人は1位バカリズム 

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 コントやモノマネに漫談など、さまざまなスタイルで1人舞台に立ち続けるピン芸人のなかで、今最も注目されている“ピン芸人”は誰なのか? ORICON STYLEでは「面白いと思うピン芸人は?」というアンケートを実施したところ、1位に躍り出たのは【バカリズム】だった。“トツギーノ”のフレーズが耳に残るフリップを使ったネタをはじめ、独創的な世界観の構築は唯一無二と支持された。これを受けバカリズムは「まさか僕のようなゴミクズ芸人が1位に選ばれるなんて…」と、冗談とも本気ともつかないコメントを発表。さらに「迷惑をかけないように精進します」と、今回の結果に対し“自虐キャラ”を貫いた。

 地図に描いた都道府県を持ってみたり、卒業式で先生から“贈るほどでもない”言葉が発せられるなど、常に独自の着眼点と斬新な切り口で見る側を圧倒してきたバカリズムには「ネタに破壊力がある」(千葉県/20代/男性)と男女を問わず絶賛の声。昨年12月には『大喜利芸人日本一決定戦 IPPONグランプリ』(フジテレビ系)で、千原ジュニアら並みいる先輩芸人を抑え、優勝を勝ち取った実力者であり、今後もさらに新ネタが注目されている。

 今回の1位獲得にあたり感想を求めると「この度は僕のような糞芸人を1位に選んでいただきありがとうございます。まさか僕のようなゴミクズ芸人が1位に選ばれるなんて思いもしませんでした。『お下劣悪臭芸人部門』なら1位に選ばれてもおかしくないのですが、そうではないみたいなので正直驚きました。とはいえ、僕みたいなものはド腐れ汁ぽたぽた芸人なので、これからもみなさんに迷惑をかけないように、精進していきたいと思います」。きわどい“喜びコメント”を発表した。

 大接戦で2位につけたのが【なだぎ武】。ユニットのザ・プラン9のメンバーでありながら単独での活躍も目覚しく『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)で07年、08年で2連覇を達成するなど、ピン芸人としての実力はすでに折り紙つき。「キャラの作り方や構成がずば抜けていると思う」(京都府/30代/女性)と女性ファンが多く、男女別でみると女性からの支持は1位となった。そして3位には女性芸人【友近】が登場。「特徴を掴んだモノマネやキャラクターが面白い」(広島県/30代/女性)と、こちらもキャラ作りが支持された。

 このほかに本年度『R-1』で悲願の優勝を飾った【あべこうじ】は6位に浮上。「漫談のみで勝負しているところが好き」(兵庫県/10代/女性)と、音楽や映像など小道具を一切使わずマイク1本で同大会を制した話芸に賞賛の声が挙がった。さらに7位にレオタード姿で自虐ネタを披露する【いとうあさこ】、8位にはコントからモノマネ、踊りまでこなす芸達者【エハラマサヒロ】がTOP10入りしている。

 今年の『R-1』決勝戦のファイナリストの名前が10人中5人を占め、改めて“ピン芸人”とうジャンルが注目されていることを実証した今回のアンケート。個性派勝負のネタからキャッチーなフレーズで存在感をアピールする芸人、または正統派漫談など笑いのスタイルは千差万別だが、1人だからこそネタのふり幅は自由自在。今後もたった1人で舞台に立ち続けるピン芸人たちがどのようなネタでブレイクし自身の路を切り開いていくのか? 期待を寄せずにはいられない。

【調査概要】
調査時期:2010年4月22日(木)〜4月26日(月)
調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員のお笑いに興味がある10代〜40代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査

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