2010年03月15日 19時40分

行きつけの飲み屋が近かった!? 立川談志、六代目三遊亭円楽の襲名披露興行に急遽登場

六代目三遊亭円楽(左)の襲名披露口上に飛び入り参加した立川談志  [拡大する]

六代目三遊亭円楽(左)の襲名披露口上に飛び入り参加した立川談志 

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 落語家・三遊亭楽太郎改め六代目三遊亭円楽の襲名披露興行が15日、東京・新橋演舞場で行われた。およそ1400人の観客が見守るなか、襲名披露の口上には立川志の輔に代わって急遽、師匠の立川談志が参加。進行を務めた春風亭小朝から「たまたま行きつけの飲み屋が近いというだけで出られています」と紹介を受けた談志は、先日行われた襲名披露パーティー同様に、歯に衣着せぬ発言や下ネタを連発し興行を盛り上げた。

 談志の突然の登場に、桂歌丸も「この席に列席できて嬉しかったのは、生きている談志さんに会えたことです!」と苦笑い。一方、談志は独特のダミ声で円楽に対し「昔、お前が(若手の苦しい頃に)パンの耳や福神漬を食べていたことを忘れたとは言わせね〜ぞ」とにらみをきかせると、続けて「ガタガタ言ってたら、こっちは東京地検がついているんだぞ」といつもの“談志節”を炸裂させ、爆笑を誘っていた。

 そんな中、歌丸は「(談志さんの)“ついでに”円楽さん、おめでとうございます。六代目の円楽が自分自身で責任を持って(六代目の落語家像を)こしらえて、円楽が一日でも真人間になりますよう、よろしくお願いします」と襲名を祝福。笑福亭鶴瓶は「30年前に小朝兄さん、楽太郎兄さんと一緒に鈴本演芸場で(公演を)やったけど、まさか僕がここに座っているなんて…というか、落語やっていなかったから…」と苦笑いし、三遊亭小遊三も「芸人としての度胸も、そしてお金もいっぱい持っております!」と語るなど、それぞれが“らしさ”溢れるエールを送った。

 六代目三遊亭円楽の襲名披露興行は、今年12月まで全国で行われる。

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