2010年01月19日 06時00分

期待の若手俳優・入江甚儀が舞台初主演!「逃げ出したい」

初舞台への意気込みを語る入江甚儀  [拡大する]

初舞台への意気込みを語る入江甚儀 

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 2008年に芸能事務所所属し、わずか3日でドラマデビューが決定し、以降は映画『ごくせん THE MOVIE』やドラマ『名探偵の掟』(日本テレビ系)など、次々に話題作に出演してきた期待の若手俳優・入江甚儀が、今月27日から舞台『パリジャン!』で初舞台、初主演を果たす。ORICON STYLEの取材に応じた入江は年齢を感じさせない落ち着いた雰囲気だが、まだ16歳、現役高校生であり芸能生活3年目。舞台の話が飛び込んできたときは「僕でいいのか? 正直逃げ出したいと思いました」と思わず後ずさりした心境を明かした。

 ドラマ『絶対彼氏 〜完全無欠の恋人ロボット』(フジテレビ系)でデビューし、4月、7月、10月と3クール連続でドラマ出演。翌年はドラマに加え、声優や映画『ごくせん THE MOVIE』でスクリーンデビューと、瞬く間に人気・若手俳優の仲間入りを果たした入江。改めてデビューからの軌跡を振り返りつつも「僕なんて、本当にまだ全然です」と、恐縮する。

 ただ、「昨年はドラマも映画も出せていただいて、特に同世代の役者とふれあう事ができ、とても刺激的な1年」と短期間ながら役者として得たものは大きいようだ。「同じ“役者”という職業を目指し、かつ、同世代の人と話すことがなかったので、個々がもつ“志”を聞く事ができたことは、僕に変化をもたらしたのかも」と分析する。

 デビュー当時はまだ中学生だった入江。「撮影現場では自分の居場所も見つけられず、実感がないままに作品が終わってしまった」というが、今は作品が決まる度に、演じる役の魅力、どう見せていくかを掘り下げ、「どう見られたい。自分はこう演じたい、自分はこんな俳優になりたい。“俳優”という意識が芽生えました。積極的に“こうしたい”と求める姿みたいな……。成長できたのかなと思います」と、改めて“役者”としての意識が芽生えたようだ。

 そんな入江に、今年舞い込んできた仕事が「舞台」という新たなステージ。デビューから2年で初舞台、そして初主演。「僕で良いのか? 本当に!?」という驚きと、同時に「逃げ出したい気持ちがありました」と不安に襲われた胸中を明かす。しかし、監督や共演者と顔合わせを重ね「自分の役だ。早く演じたい!」。そんな闘志にも似た想いが胸にたぎり、今は自主的にボイストレーニングに通い、体力作りために筋力トレーニングも欠かさない。思春期まっただ中の“高1”という年齢を忘れてしまうほど、真面目な性格であり、仕事に対してストイックな姿勢を崩さない。

 今回の舞台は、フランス・パリに住む叔父を訪ねてきた高校生の和哉(入江)を中心に、異文化、異世代の人間たちとのアンバランスな人間関係を描くコメディ作。入江も「映像作品とは全く違うから、公演ごとに目の前のお客さんの表情で僕らの演技も変わると思う。舞台の幕が上がり1公演を演じ切ったときの自分、全公演を終えたときの自分が、何を得るのか? 楽しみです」と期待に胸を膨らませる。

 今月20日には初のDVD『I will...』の発売を記念して初めてのファンイベントを開催予定。その1週間後には、いよいよ舞台『パリジャン!』が東京・赤坂RED/THEATERで初日を迎える。企画・製作はドラマ『お台場探偵羞恥心ヘキサゴン殺人事件』などの脚本を手がけた『劇団・とくお組』、共演者には俳優・山田親太郎、山崎樹範、福田転球、その他若手から中堅組まで、個性豊かな面々が初出演の入江をサポートする。

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