2009年12月10日 06時00分

野村克也氏、名誉監督の称号得るも 「何やっていいのかわからない」とぼやき

『ゆうもあ大賞』を受賞した野村克也氏 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

『ゆうもあ大賞』を受賞した野村克也氏 (C)ORICON DD inc. 

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 前東北楽天監督の野村克也氏が、その年にユーモアで貢献し明るい話題を提供した人に贈られる『ゆうもあ大賞』を受賞し9日、都内で行われた表彰式に出席した。今年1年を振り返った野村氏は「名誉監督(の称号)をもらったけど、何やっていいのかわからない」とぼやき、この日も“舌”好調。「(名誉監督の)任期は3年だけど、長嶋(茂雄)さんに教えを請おうかな。あの人は“終身”名誉監督だからね」とこぼし笑いを誘った。

 沙知代夫人と仲良く会場に現れた野村氏は「場違いなところに来た。僕からユーモアなんて湧かないでしょう? 周りから、『暗い』『取っ付きにくい』と言われながらプロ野球を54年やってきたのに」と、流行語トップ10入りを果たしたぼやきを早速披露。それでも純粋に受賞を喜び「ぼやきという、いい言葉に出会った」と目尻を下げた。

 野村氏と共に、歌手の秋元順子とフリーアナウンサーの徳光和夫も同賞を受賞し、揃って報道陣のインタビューに臨んだ。徳光は「7年間ぐらい候補に挙がっていたみたいだけど、今年受賞できたのは巨人が優勝したからかな」と上機嫌。それを受け野村氏が「来年から巨人の球団社長になったら?」とけん制するなど、絶妙なやりとりで盛り上げた。

 また「原巨人は相当続くと思う」などと“巨人愛”を熱弁していた徳光だったが、「知っています? 今年、巨人の2軍バッテリーコーチにいい人が入ったんですよ。野村克則っていうのがね」と野村氏を喜ばせるための気配りも忘れない。これには野村氏も「親父が終わったのでね。息子をどうか育てていただきたい」と頬を緩ませ、親バカぶりを披露していた。

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