2009年08月21日 06時00分

地井武男、芸歴41年目でアニメ声優初挑戦

地井武男 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

地井武男 (C)ORICON DD inc. 

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 俳優の地井武男が20日、都内で劇場版アニメ『きかんしゃ やえもん』(10月3日公開)のアフレコ収録の模様を報道陣に公開した。芸歴41年目でアニメ声優初挑戦の地井は「いい声とは思えないのですが……昔、養成所では『そんな声では俳優は無理』って言われたこともあったんですよ」と明かしたが、収録では身振り手振りを交えながら熱演。「今回は機関車役だけど、敢えて人間だと思ってやりました」と初仕事を報告した。

 作家・阿川弘之氏が約50年前に制作した絵本を原作に、アニメ化された今作で地井は、老体にムチを打って復活を遂げる蒸気機関車・やえもん役を演じるが「やっぱり声だけだと難しい。(声色や声域がいいのかなど)選択の判断がね…」と苦笑い。憧れる“声色”の持ち主は渡哲也だといい「全然違います。マグロ!」と渋い声で笑いを誘う一幕も。それでも「事前にビデオを観て練習もしましたし、子供向け作品なので是非この声優で子供に気に入られたいですね」と語った。

 また、先日逝去した俳優の山城新伍さんについても口を開き「同じ事務所でね。この何年かは交流が無かったのですが、そんなに体が悪いなんて……。ほぼ同じ世代ですし、お世話にもなりましたので残念ですね。大原麗子さんもそうですが、同業者としてやるせない気持ちです」と故人を悼んだ。

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