2009年06月25日 06時00分

お笑いコンビ・TKO、“実録”蟹工船人生を歩み感無量

TKO・木下隆行 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

TKO・木下隆行 (C)ORICON DD inc. 

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 お笑いコンビ・TKOが24日、都内で出演映画『蟹工船』(7月4日公開)の試写会イベントに参加した。芸歴18年、5度目の東京進出でようやくブレイクした2人は、報道陣の取材に「僕らのための映画ですよ!」と感無量の表情。過酷な労働者にスポットを当てた作品内容と、自身の苦労を重ねてしみじみ語った。

 作家・小林多喜二の名作を新解釈で映画化した同作。その“苦労顔”が決め手となり出演を果たした木下だったが「いつ、タライが落ちてきたり、床が抜けたりするのかな?ってずっとドッキリだと思いながらやってました」と悲しい芸人の性(さが)は隠せず、途中まで役者として出演すること自体が半信半疑だったと吐露。

 「標準語は下手くそだし、カンペも無いんですね」と慣れない現場だったものの「現場のケータリング(食事)を食べ過ぎて劇中の後半は太っています」と思わぬ事実を告白。関係者も「相当顔がふっくらしてるのが判かりましたよ…」と当時の様子を証言した。

 相方・木本武宏からは「暴力シーンでは、木下が叩かれて『アン!』っていやらしい声が漏れていた」と暴露されると「僕、どつかれて楽しくなる体なんですよ…」と予想外の“性癖”まで明かす羽目となった。

 そんななか、話題映画への出演には芸人仲間からも羨望の眼差しを浴びているようで「FUJIWARAからは『お前らより俺らの方が(映画に)合致している』って言われた」(木本)という。すでに芸人としては中堅からベテランの域へと入ろうとしているTKOの“俳優”としての今後にも注目が集まりそうだ。

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