2009年04月24日 15時00分

「バレエは生きる糧」草刈民代“バレエ生活36年”で引退 女優業に専念

草刈民代 ※クリックで全身表示  [拡大する]

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 人気バレリーナの草刈民代が24日、東京・渋谷Bunkamuraオーチャードホールで、この日が引退公演ラストとなる舞台『ESPRIT〜エスプリ〜Les Ballets de Roland Petit〜ローラン・プティの世界〜』を前に、報道陣の取材に応じた。36年のバレエキャリアに終止符を打つ草刈は「最後の最後まで走り続けることができて良かった。バレエは生きる糧ですよ!」と思いを語り、今後は舞台を映画などに移して女優として第二の人生を歩む。

 3度目となるプロデュース公演で有終の美を飾る草刈は「年齢的にもフェードアウトする時期。左の足首を壊したのは、これだけ踊っていたら当然。納得する形で辞められて凄く幸せです」。プロダンサーとして活躍できる土壌が日本では少ないなか「(プロデュース公演など)いろいろ努力してきて、実を結んできていると思う」と自身の活動だけでなく、バレエ人口の裾野を広げ、若手にチャンスを与えるなど多方面に功績を残せたことに感慨深げな様子。

 今後については「舞台をはじめ、チャンスがあれば映画にも出演したいが、基本的な生活は変わらないと思います」。映画初出演にして、日本アカデミー賞最優秀女優賞を獲得した映画『Shall we ダンス?』で監督を務めた夫・周防正行氏からは引退について「まぁ、そうか…という感じでした」と、ごく自然な会話が行われたことを明かし、今後、周防監督の作品への出演にも「使ってくれるなら出たいですね」と“夫婦共作”へ意欲的だった。

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