2009年04月23日 09時00分

『社長 島耕作』8000通以上の一般公募により新社名決定

4月23日発売の『週刊モーニング』09年21・22号(講談社)  [拡大する]

4月23日発売の『週刊モーニング』09年21・22号(講談社) 

■その他の写真はこちら

 漫画雑誌『週刊モーニング』(講談社)連載の『社長 島耕作』の主人公・島耕作が代表取締役社長を務める「初芝五洋ホールディングス」の新社名&新ブランド名が、一般公募により「TECOT(テコット)」に決定したことが、23日発売の同誌で発表された。

 読者によるの8000通以上の応募から選ばれた「TECOT(テコット)」は、TEC=technologyとECO=ecology、さらにTECO=テコの意をかけて作られた造語。ECOという単語を、TとTで挟むことで、見た目の美しさと共に、環境を守るという強いメッセージを持ったブランド名となっている。

 松下電器産業がパナソニック株式会社と社名変更し、製品をパナソニックブランドに統一するなど、実在の企業が世界市場に打って出るためにブランド力を強化する中、08年5月に「初芝五洋ホールディングス」社長に就任した島が、最初に着手した特命プロジェクトが今回の社名変更。作品内では新社名の社内公募が行われ、現実でも08年10月から12月末まで『週刊モーニング』誌上で読者からの一般公募を募り、8000通以上の応募が寄せられた。その中から、作者の弘兼憲史氏自ら審査を行い、東京都の48歳のグラフィックデザイナーの男性が考案した「TECOT」に決定。この男性には副賞の100万円が授与されるという。

 応募された8000通の中には、一通の封書に50以上の案を記入したものなど、熱のこもった新社名案が9000以上が寄せられた。さらに都内のある中学校や、日本大学芸術学部で課題として新社名を考案し、学生が送った案もあったという。

 作者の弘兼氏は「TECOTが世界一有名な会社に、信頼されるブランドに成長するよう、島耕作に頑張ってもらいましょう!」と作者自ら島にエールを送っている。

CS編集部 Facebook オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について