2008年08月21日 10時00分

働きたい国、「実力主義」と「のんびり型」が人気

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 北京五輪では日本代表選手が世界を相手に熱戦を繰り広げているが、「自分も世界を舞台に仕事をしてみたい!」というビジネスマンも少なくないのでは? そこでオリコンでは『働いてみたいと思う国』について20代から40代の社会人にアンケート調査を実施。1位は「実力主義だから」と【アメリカ】が輝いたが、2位には「のんびりできそう」と【オーストラリア】がランクイン。対照的な理由でこの2国が人気を得る結果となった。

 1位の【アメリカ】は、GDP(国内総生産)が世界一などビジネス国家ということから「アメリカは厳しい競争社会であることはわかっているけれど、仕事のやりがいなどを考えたら魅力的だから」(東京都/30代/女性)と“実力主義”の競争社会で自分を試してみたいというガッツのある声が目立つ。また「夢を叶えて成功したら楽しそう」(東京都/20代/女性)と“アメリカンドリーム”を夢見る人も。

 一方、2位の【オーストラリア】は、その広大な自然に魅力を感じる人が多いようで「広い土地でのんびり働きたい」(埼玉県/40代/男性)と人気。自然だけではなく「自然と文明が上手く共存している国だと思う」(埼玉県/40代/女性)という意見や「以前1年留学していて、住みやすさと人の温かさに魅了された」(東京都/30代/女性)といった声も寄せられ、その住みやすさも働いてみたいと思わせるポイントといえそうだ。

 そのほかにはヨーロッパの国々が多くランクインし、北欧諸国に対しての理由を見てみると「福祉が充実している」(埼玉県/40代/男性/【スイス(8位)】)などの声が多く、日本より税金は高いものの社会保障制度が整っていることなどから安心して働ける環境が人気となっている。また「環境行政がしっかりしている数少ない国で働いてみたい」(埼玉県/30代/男性/【スウェーデン(6位)】)と、環境問題への取り組みが進んでいる北欧に惹かれる人も少なくない。

「実力主義」と「のんびり」という対称的な理由が寄せられた今回のアンケートは、社会人の仕事に対する多様な考え方が垣間見える結果となった。

(2008年7月31日〜8月4日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員で1都6県に住む、会社員(事務系/技術系/その他)、公務員、経営者・役員、契約社員・派遣社員の20代、30代、40代の男女、各200人、合計1,200人にインターネット調査したもの)


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