2016年03月24日 06時10分

28年度新入社員は「ドローン型」 その正しい“操縦法”とは

今春の新入社員のタイプは「ドローン型」(日本生産性本部発表) [拡大する]

今春の新入社員のタイプは「ドローン型」(日本生産性本部発表)

 社会経済の調査研究を行う日本生産性本部は23日、毎年恒例の“新入社員のタイプ”についての調査結果をまとめた。就職活動日程の変更などめまぐるしい経済状況の変化にあおられながらも、比較的希望の内定を得られた者が多かったという28年入社組。同本部はそんな彼らの特徴を分析し、「ドローン型」と命名した。

 今年度の就職活動は3月に情報解禁、8月より選考開始となりスケジュールに大きな違いが生じた。導入されたばかりの新たなルールは守られないケースもあり、早期に内定を出して活動終了を求める“オワハラ(就職活動終われハラスメント)”なる現象が話題になるなどもあった。今春の新入社員はそういった荒波も乗り越えてきた世代となる。

 そんな彼らに対し、自動抑制機能の進化によりますます用途が広がる「ドローン型」と名付けた同本部。その飛行は風にあおられると少々心もとなく見えるときがあり、さらに今後の普及や定着を考えるとさらなる技術革新(本人のスキルアップ)が必要になってくるが、「東京オリンピックを迎える頃には情報収集、映像制作、警備、輸送などさまざまな場面での活用が見込まれる。転換期にある社会の中で、世界を広くふかんできるよう高く飛び立ってほしい」と期待を寄せている。

 専門家でなくても比較的扱いやすくなったドローンだが、操縦には注意が必要で、「使用者(上司や先輩)の操縦ミスや使用法の誤りによって、機体を傷つけてしまったり、損失(早期離職)してしまったりする恐れも」と同本部。夜間飛行の禁止や目視できる範囲で操縦しなければならない決まりもあるため、「ルールを守った運用や一定の技量(ワークライフバランスへの配慮や適性の見極め)も要求される」としている。


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