2015年10月19日 10時36分
仕事だって楽しんでこそ イタリア人に学ぶ成功術
イタリアでは仕事の前や合間にふらりとコーヒーを飲みに行く習慣があるそう
国によって人々の性格に特徴が出るように、仕事への向き合い方や人生の歩みも異なる。普段あまりふれ合うことのない異国の文化や習慣には、人生を豊かにする思いがけないヒントが潜んでいるもの。そこで、日本人とは正反対と言われる(!?)イタリア人の気質にスポットを当てたビジネス書『最後はなぜかうまくいくイタリア人』(日本経済新聞出版社)から、目からウロコ(!?)のモノの考え方を紹介する。
同書の著者は、イタリア版ミシュランとも言われる格付けガイド本『ガンベロロッソ』の覆面調査員を務める唯一の日本人で、昨年イタリア大統領から星勲章を受賞した宮嶋勲氏。車やファッションなど、独自のセンスで一流品を生み出してきたイタリア人の生態や価値観から、ものごとがスムーズに“うまくいく秘訣”を紐解いている。
一般的に明るく楽観的なイメージのあるイタリア人。時に少し大雑把な印象を持つ人もいるかもしれないが、例えば仕事面では「使えそうなコネはとりあえず使ってみる」「仕事とプライベートは分けず、いつでも仕事をしていつでもサボる」「実用性や効率よりも、美しいか醜いかでビジネスを判断する」「短所は気にせず、長所を伸ばすようにする」「目的よりも、その過程の“寄り道”を愛する」といったラフな考え方や行動が、結果的に実を結んでいるのではないかと分析している。
そのほかにも、彼らの恋愛ルールやコミュニケーション、食卓での過ごし方といった日々の習慣から、人生を楽しむヒントを紹介。最近少し煮詰まっているかも…と感じている人は、彼らをお手本に少し肩の力を抜いてリラックスしてみてはいかがだろうか?
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