2015年07月24日 10時26分
小遣いダウン…社会人の節約術とは?
男女ともに必要不可欠な昼食代は、弁当を持参したりコンビニなどで購入したりして節約する人が多い
新聞やニュースで景気回復のきざしが報道されつつも、自身の懐はいっこうに潤わない…と嘆く社会人は多いようだ。新生銀行が発表した「2015年サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員の1ヶ月の平均小遣い額は前年比1930円減の3万7642円となり、1979年の開始以来、2番目に低い金額をマーク。女性会社員の平均小遣い額も、前年より2244円低い3万4468円となり、男女ともに小遣い額が減少している。では、財布のひもを固く締められた社会人たちは、どのようにやりくりしているのだろうか?
小遣いの中でも必要不可欠な出費を聞くと(複数回答)、男性は【昼食代】(1位 50.0%)、【飲み代】(2位 28.2%)を上位に挙げ、飲食に関する使い道は譲れないと考えていることが分かる。一方女性は、【昼食代】(2位 43.7%)を重要視しながらも、最も必要不可欠なのは【身だしなみのための費用】(1位 46.2%)と回答。【ファッション費用】(4位 40.8%)の割合も高く、常に美しくオシャレでありたい!という女性たちのプライドが伝わってくる。
これら必要経費をキープするために、男性は【昼食費を安くする】(1位 40.0%)、【外で飲む回数を減らす】(2位 25.8%)、【衝動買いをしない】(3位 25.6%)、女性は【弁当を持参する】(1位 47.4%)、【昼食費を安くする】(2位 44.7%)、【水筒を持参する】(3位 38.7%)などの方法で節約することで、上手に生活を維持しているようだ。
そもそも小遣いが減少した理由は、円安による輸入食材などの高騰やそれに伴う外食費の値上げなど、さまざまな事情が関係していると思うが、消費増税による影響も大きい。消費税の納税について負担を感じると答えた人は、男性が78.2%(前年比5.2%増)、女性が84.9%(同3.1%増)と、以前よりも負担に思っている人は増えている。
予定されていた消費税10%への引き上げは17年4月まで延期されたが、その間に景気の良さを実感できるようになっていることを期待せずにはいられない。
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