2014年03月06日 09時30分

働く女性の転職市場は? 2014年トレンド予測

2014年の転職市場は明るい見通し? 知っておきたいのは「需要のある業界」 [拡大する]

2014年の転職市場は明るい見通し? 知っておきたいのは「需要のある業界」

 転職サイト『女の転職@type』が先ごろ、2014年の転職市場を先読みした『2014年 失敗しない転職活動』と題して、女性の転職市場分析を発表した。「ダイバーシティ推しのIT、オリンピックの影響で観光、成長市場の医療といった注目業界を挙げ、2014年の転職市場も引き続き活況だ」と明言。アベノミクス政策の波及効果で、最新の有効求人倍率はリーマンショック前とほぼ同じ水準の0.98倍まで回復。この景気拡大の流れに乗り、来年は幅広い業界で求人数が増えると予想している。

 明るい見通しを発表する一方で、「企業側も景気動向をさぐりながら採用を行っているので、一時期のように大量に人材を採用する段階ではない業界が多い」という見解も併せて言及。企業が求める人材のハードルも下がっているわけではないとしている。

 転職を考えたときに、知っておきたいのは“需要がある業界”についてだろう。女性の採用に積極的な職種として、まずはIT業界を挙げ、「男性が多いイメージですが、最近はダイバーシティを推進したいと考える企業が増え、女性にも採用のチャンスが広がっています」とのこと。

 続いて、震災復興と東京オリンピック開催に向けて需要が高まっている業界として建設業界をピックアップ。オリンピック関連では、ホテルなどの観光業界でも採用の活性化が見込めとしている。

 また、医療業界は高齢化に伴って今後もマーケットの拡大が見込めるので、業界としての成長性もあると断言。近年はCRM(顧客関係管理)の観点からコールセンターを拡充する企業が増えたため、女性オペレーターの採用ニーズも高くなっているそうだ。

 数年前まではいくら書類を出しても面接すらしてもらえない状況だったが、「今は一次面接に進む人の率も劇的に上がっています」と同社。「これまで、転職が難しかった業界や職種でも、2014年ならチャンスがぐっと広がっていくと思います」と、転職希望者たちの背中を押している。

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