2012年07月27日 05時00分

来春朝ドラ“あまちゃん”能年玲奈に大成の予感

能年玲奈 (C)ORICON DD inc. [拡大する]

能年玲奈 (C)ORICON DD inc.

 女優・能年玲奈(19)が来春放送のNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』のヒロインを射止め、26日、東京・渋谷の同局で行われた会見に出席。起用の決め手となった「ヒロインにも通ずる不器用さ」をしっかり振りまき、終始ユニークなコメントで報道陣の心をがっちりつかんだ。

 「普段テンポが遅くて、人と違う時間が流れていたり、話が噛み合わなかったり、話すのが下手だったりするので、そこを伝えられるように頑張りたい」と能年。1953人を勝ち抜いたオーディションでもそれが奏功したのか、訓覇圭チーフプロデューサーも「不器用さ」に惹かれたと話した。

 訓覇氏は「みずみずしさがあって、フレッシュ。キラキラして爽やかな印象があった。不器用な子だけど、エネルギーがあってヒロインとピッタリ」と改めて太鼓判。「ヒロインの成長とともに能年さんの成長も見守りたい」と優しい視線を向け、脚本の宮藤官九郎も「不器用だけどそれがいつ爆発するかわからない魅力、可能性を感じる」と期待を込めた。

 能年は「決まったと聞いて、ビックリして興奮して鼻息荒くて空飛べるんじゃないかってくらいだった」と喜びを爆発。「宮藤さんの作品には出たいと思ってたんです。ずっとスクリーン越しに電波を送ってた」…独特の表現に終始温かい笑いが起こったかと思えば、会見降壇時には階段につまずいてヒザをすりむき「あちゃ〜」と顔を歪めてしまうドジっぷり。

 約1年にも及ぶ撮影が待ち受けるが「体は頑丈なので! 倒れそうになっても、意識を失っても、立っていられるように頑張りたいと思います」とユニークな意気込みで乗り切る。地元アイドルから全国区のアイドルを目指すことになるヒロインと共に、彼女自身も全国区の女優へと駆け上がるのか、等身大の役柄を重ねて観るのも面白そうだ。

 朝ドラ『あまちゃん』は来年4月1日(月)から放送開始(全156回)。クランクインは9月下旬以降を予定している。

■能年玲奈:2006年にファッション雑誌『ニコラ』でモデルデビュー。今年、第11代「カルピスウォーター」CMキャクターに起用され、現在放送中のTBS系ドラマ『サマーレスキュー〜天空の診療所〜』に出演中。

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