ORICON キャリア

現在地:オリコンキャリア>転職・派遣関連ニュース

2012年01月04日 07時00分
インタビューの名手として“聞き手の心得”を明かす阿川佐和子 (C)ORICON DD.inc
【インタビュー風景】

インタビューの名手・阿川佐和子が語る“聞き手”の心得

 新年がスタートし、来週はいよいよ成人式。新社会人にとって、身につけておきたいスキルといえば「コミュニケーション力」ではないだろうか? 企業が新入社員に求める条件として必ず挙がる項目だが、話し上手、また聞き上手になることは簡単そうで意外と難しいもの。そこで、ORICON STYLEでは芸能界屈指の“聞き上手”阿川佐和子氏にインタビューを実施。現在放送中のトーク番組『サワコの朝』(毎週土曜 前7:30 MBS・TBS系)や連載対談『阿川佐和子のこの人に会いたい』(週刊文春)で見せる、ゲスト達の素顔を巧みに引き出す“阿川流”トークテクニックについて語ってもらった。

 1993年にスタートした週刊文春の連載『阿川〜』では、実に900人を超える著名人と対談。だが当初は「オファーが来た時『私はインタビューがすっごい下手ですよ』って伝えたんです」と、意外なエピソードを明かす阿川氏。スタート時は「何が必要でどこを掘り下げれば良いのか?分からないことだらけで叱られてばかりでした」と振り返る。

 しかし、連載は今年で20年目を迎える人気企画となり、今や阿川氏のライフワークの1つとなった。その長寿の秘訣については「聞き手によって、あるいは語り手によって化学変化が起こるから“インタビューは生もの”って、いつも思います。だからこそ、絶対うまくいく方法や決め事なんてないんです」。

 では、さまざまな化学反応を引き起こす“良い聞き手”となるにはどうしたらよいのだろう?「それは『この人は本当に私の話を面白がって聴こうとしているんだ』という真摯な姿勢が相手に伝わることが、とても大事。例えばスポーツ選手に話を伺う時に、最低限のことは勉強していくけど、スポーツ記者さんほど詳しくはなれない。でも、その“分からない事も含めて、貴方のことに興味があるんです”という姿勢と態度と誠意を示すこと」と、心構えがいかに重要かを語る。

 また、聞き手に徹することで話すヒントが生まれるという。「どんなシチュエーションでも、自分が聞きたい内容ばかりに気を取られるのもダメかな。『これを聞こう、あれを話そう』って予定を立てて、話をしながら次の質問を考える。すると、相手の気持ちを掘り下げる“ポイントとなる言葉”を拾いそびれてしまうんです。事前に段取りや順繰りをある程度作るのは構わないけど、ある時はそれを全部飛ばしてもいいぐらいの思い切りを持って話を聞けば、必ず“面白い宝物”は落ちている」と、断言する。

 最後に実践できるテクニックについては、相づちの重要性や相手の語尾を拾った「オウム返し」などを挙げるも、「基本はとにかく一生懸命聞く。そして“しゃべると聞く”のバランスを保てるようにちゃんと周りを見ること。あなたに興味がある、話していることが面白いと思うという姿勢は、人の話を聞きたいと思うなら、基本原理なんじゃないかな」。

 阿川は今月20日に新刊『聞く力 心をひらく35のヒント』(文春新書)を発売。自ら「商売の手の内を明かすようで、出すのは不本意でした(笑)」とコメントするなど、ここでも“聞き手の心得”が明かされている。

 

オリコン日本顧客満足度ランキング 自動車保険

オリコン日本顧客満足度ランキング 英会話スクール

英会話スクール/英会話教室ランキング

キャリア特集 一覧

【働きビト】Vol.16 長澤まさみ“頑張りすぎない”働き方のルール
【働きビト】Vol.16 長澤まさみ“頑張りすぎない”働き方のルール

女優の長澤まさみが、映画『アイアムアヒーロー』で念願のアクションに挑戦。撮影の裏側はもちろん、デビュー17年目を迎えた今いい意味で「なるべく適当に」が自分ルールになっているという、彼女の“仕事との向き合い方”にも迫った! 

【働きビト】Vol.15 アミューズの“落ちこぼれ劇団”10周年の決意
【働きビト】Vol.15 アミューズの“落ちこぼれ劇団”10周年の決意

赤字になったら即解散という厳しいルールの元、活動する大手事務所・アミューズの“落ちこぼれ”演劇集団・劇団プレステージ。暗黒時代を味わったメンバーが語る、地道にキャリアを積むことの強み。そして、節目に思う新たな危機感とは?

嬉野雅道
【働きビト】Vol.14 嬉野雅道、『水曜どう』に出会って感じた仕事のおもしろさ

北海道発の人気ローカル番組『水曜どうでしょう』のカメラ担当ディレクター・嬉野雅道。御年56歳、『どうでしょう』との出会いは、一介のサラリーマン人生にどんな影響を与えたのか? 出演陣との関係性や番組成功の裏側にも迫る!

ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【働きビト】Vol.13 演劇界の鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチの作品作りの源泉

ドラマ『怪奇恋愛作戦』(テレビ東京系)で、連ドラのシリーズ監督に初挑戦するケラリーノ・サンドロヴィッチ。52歳にして新たな試みに挑む彼の、長年に渡り第一線で活躍し続ける仕事への向き合い方とは…?

豊川悦司
【働きビト】Vol.12 豊川悦司が語る、過酷すぎる山岳ロケの裏舞台

俳優・豊川悦司が、木村大作監督の最新作『春を背負って』撮影のため、1ヶ月半に及ぶ過酷な山岳ロケに参加。壮大な立山連峰に響きわたる、木村監督の「バカヤロウ」の怒号に、ベテラン俳優が感じたものとは?

大泉洋
【働きビト】Vol.11 大泉洋の仕事論「どんなにボロボロでも続ける美学」

北海道のローカルタレントからスタートし、今や年に何本も主演作が公開されるなど、押しも押されもせぬ人気俳優となった大泉洋が登場! 主演作の映画『青天の霹靂』の撮影秘話や、役者を「辞める覚悟はできている」という仕事への覚悟まで、大泉らしい役者論を語りつくす。