Vol.06 ため息はつかない! 剛力彩芽、笑顔の秘策は“母との絆”女優 剛力彩芽 今年は大河ドラマに月9主演、歌手デビューにバラエティ番組のMCを務め、さらに17本のCM・広告出演と、とにかくテレビで見ない日はない人気女優・剛力彩芽(21)。ショートカットとはつらつとした笑顔がチャームポイントだが、9日に公開される最新出演作『清須会議』(三谷幸喜監督作)では、眉をつぶして笑顔を封印。新境地を切り拓いた。そこで転職サイト・ORICON STYLE“Career”では、過密スケジュールのなかを全力で走り続ける剛力に、インタビューを実施。どんなに仕事が続いても、決して笑顔を絶やさない、ポジティブ思考の秘訣を伺った。 三谷監督作品に初参加「どういう顔になるのか、楽しみでした」――剛力さんの最新出演作となるのが、映画『清須会議』。三谷(幸喜)監督作品初参加ですが、実際にお話が来たときはどんな心境でしたか? まさか(三谷作品に)出演させていただけるとは思っていませんでした。驚いたんですけど、いただいた台本はとにかく面白くて。妻夫木(聡)さんが障子を破るシーンとか、旗取り合戦のシーンとか、どんな画になるのか想像できなくて(笑)。楽しみながら読ませていただきました。 お歯黒も眉をつぶすことも滅多にできない経験ですから、自分でもどういう顔になるのか楽しみにしていたんですけど、試写を観てくれたスタッフさんから評判が良くてびっくりです(笑)。ホッとしました。 撮影現場では、共演者・中谷美紀の心遣いに感動――今回は先輩の役者さんに囲まれての撮影でしたが、印象深いエピソードは? 私は中谷(美紀)さんとのシーンが多かったんですけど、とにかく温かくて優しい方でした。私が緊張していることをいつも気にかけてくださって、お芝居のことや着付けの話など、いろいろお話ができました。撮影の最後は、「時間があったから」と、全員にお茶をたててくださったんです! さらにそのお茶請けがとてもおいしい(笑)。 カメラが回れば、お芝居から温かい人柄がダイレクトに伝わってきて。女優さんとしても尊敬していますし、一人の女性としても本当に憧れています。自然な気配りができる方で、マネしたいところをたくさん持っていらっしゃる方でした。 松姫のすべてを表すラストシーン! 長回しに「いやな汗かきました」――劇中では「これが剛力さん?」と疑うほど、普段とは真逆のキャラクターでしたね。 今回、メインの女性キャラクターが3人いますけど、監督から「3人それぞれに感情を当てはめていきたい」と伺って、なるほどと思いました。ただ、私が演じる松姫は「切なさ、悲しさがある」と説明をいただいた時は、とても意外に感じました。 出番自体はそれほど多くないんですけど、物語のキーパーソンの一人ですから…最初は私がこんなに大事な役をいただいていいのかという想いもありました。どう演じたらいいかと…。松姫の生い立ちや人柄を調べてみたり、かなり時間をかけて考えました。 ひとことで松姫を言い表すと“強い女性”ですよね。武田信玄の家に生まれて、織田家に嫁ぐ。政略結婚するって、その時点でものすごい精神力が必要だと思うんです。 ――ラストカットの剛力さんは、女性の強かさと怖さがにじみ出る笑顔でしたね。 あのシーンの笑い方は、どんな風に見せるかをすっごく研究したんです。話しているときはなるべく口を開かないようにして、最後にカメラが寄ってきたところで、口元を見せる。あの長回しのシーンはすごく緊張して、いやな汗をかいていましたね(笑)。 TOPページ 負けず嫌いだから、落ち込んでいる時間はない(笑) へ >>
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