Vol.02 毒舌“執事探偵”を生み出した人気作家・東川篤哉作家 東川篤哉(TOKUYA HIGASIGAWA) お嬢様の目は、節穴でございますか――。頭脳明晰、安楽椅子探偵にして耳を疑う毒舌を吐く執事・影山とお嬢様刑事・宝生麗子の名コンビが殺人事件に挑む『謎解きはディナーのあとで』(小学館)の劇場版が公開されるなか、原作者・東川篤哉氏が転職サイト『ORICON STYLE“Career”』のインタビューに登場。会社員から作家へ転身し、苦節15年を経て人気作家となった東川氏が語る「毒舌執事」誕生の理由とは? 素顔はイタズラ好き? まさかの引退宣言にスタッフ騒然取材も終盤にさしかかり、改めて今後も作家として書き続けるためのモチベーションを尋ねると「うーん。もう引退したいと思うこともありますね。アハハッ」と、まさかの断筆宣言(!?)。これには周囲も騒然となったが、本人はどこ吹く風といった表情。「昔は食べるために書いていましたけど、今はそれがモチベーションにはならないでしょ。そしたら、何のために書いているのか分からないな〜」と、アタフタするスタッフをよそに飄々と語り続ける。 「ただし、人がやってないトリックを見つけて書く喜びはあります。それは執事探偵を書く時もそうでした。モチベーションになるかどうかは分からないけど、まあ好きだってことでしょうね」とイタズラっぽく笑い、チャーミングな一面も披露してくれた。 好きなことが仕事になるまで、会社は辞めない方がいい!?最後に、これから転職を考える人たちへのコメントを求めると「僕にとって、会社を辞めたことは『決断』でしたけど、作家になったことは決断じゃない。ただ、僕と同じように作家を目指そう、好きなことを仕事にしようと考える人がいるなら、食べられるようになるまで会社は辞めない方がいいですよ(笑)。ぼくは本当にたまたま、なので。軽率に会社を辞めちゃダメです!」と、自身の半生を逆手にとった影山さながらの辛口エールを口にした。
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